17 7月 天明屋尚
八咫烏
作品解説
日本神話に登場し、天皇家にもゆかりのあるカラスの姿をした神様、やたがらすをモチーフとした作品です。天妙屋の作品としては初めてといえる抽象絵画風の作品となっています。マーク・ロスコやイヴ・クラインといった西洋現代美術などへのオマージュを土台に、姿を見せない日本の神々をも連想させる、華美な屏風作品がここに誕生しました。
日本神話に登場し、天皇家にもゆかりのあるカラスの姿をした神様、八咫烏をモチーフとした作品です。天明屋の作品としては初めてといえる抽象絵画風の作品となっています。マーク・ロスコやイヴ・クラインといった西洋現代美術などへのオマージュを土台に、姿を見せない日本の神々をも連想させる華美な屏風作品がここに誕生しました。
天明屋尚
Hisashi TENMYOUYA
1966 年東京生まれ。レコード会社のアートディレクターなどを経た後、現代美術家に。日本伝統絵画を現代に転生させる独自の絵画表現「ネオ日本画」を標榜し、権威主義的な美術体制に対して絵で戦う流派「武闘派」を 2000 年に旗揚げ。「天明屋尚と暁斎展」(河鍋暁斎記念美術館、2002)、「MOTアニュアル NO BORDER―「日本画」から/「日本画」へ」(東京都現代美術館、2006)、「第17回シドニー・ビエンナーレ」(2010)など。2010 年には南北朝期の婆娑羅、戦国末期の傾奇者といった華美(過美)で覇格(破格)な美の系譜を「BASARA」として提唱し、「BASARA 展」(スパイラル)をキュレーション。