17 7月 能條雅由
Mirage #50
作品解説
明治神宮の杜の木々をアクリル板の上に金属箔で再現し、伝統的な「かすが衝立」の形式に仕立てた作品です。表裏の両面から鑑賞できる本作は、ステンドグラスのように光を透過し、また、木漏れ日のように空間に影を映します。百年の歳月を経て、濃密な空間が醸成されたこの杜が、百年後も変わらぬ姿で人々が集う場所であり続けてほしいという作家の祈りが込められています。
明治神宮の杜の木々をアクリル板の上に金属箔で再現し、伝統的な「春日衝立」の形式に仕立てた作品です。表裏の両面から鑑賞できる本作は、ステンドグラスのように光を透過し、また、木漏れ日のように空間に影を映します。百年の歳月を経て、濃密な空間が醸成されたこの杜が、百年後も変わらぬ姿で人々が集う場所であり続けてほしいという作家の祈りが込められています。
能條雅由
Masayoshi NOJO
1989年生まれ。京都造形芸術大学大学院修了。偶然性と現象を取り込みながら生まれる光学現象のようなイメージを通して、鑑賞者へ没入感を与え視覚体験に訴えかける作品を制作。個展「Under the moonlight」(JD Malat Gallery、2020)など展覧会多数。その他国内外のアートフェアに参加。佐川美術館、ユニバーサルミュージックジャパンなど、パブリック、プライベートコレクション多数。